12月3日(土)、東亜和裁名古屋支部にて第31回和裁日本一クイーンコンクール、第8回和裁日本一プリンセスコンクールが開催されました。
クイーンコンクール・・・2、3年生が対象で競技課題は袷着物。右袖、表身頃と裏身頃のたて縫いまでを準備し、当日に左袖作りと表裏の衿つけ~完成までを5時間で行います。
プリンセスコンクール・・・1年生が対象で競技課題は袷長襦袢。今年から少し競技課題が変更となり、袷長襦袢の表身頃と裏身頃のたて縫いまでを準備し、当日に両袖作り、身頃の胴接ぎ~完成までを5時間で行います。
両部門とも仕立て上がりの美しさと速さを競います。
どちらも1時間以内なら競技時間の延長ができますが、制限時間内に完成したら満点で60点もらえる「時間点」が1分ごとに減っていきます。また、点数が同率だった場合はか完成時の時間によって順位が決定します。すなわち、早くきれいに仕立てる事が重要です!
クーイン・プリンセスコンクールは名古屋支部に各支部から選抜された選手が集まり、事前合宿とコンクール本番を行います。
今年は総勢17名の選手がコンクールに参加いたしました!
今年のクイーン・準クイーン・プリンセス賞にはトロフィーと反物が送られます。
4年生の夢ちゃんはコンクールのお手伝いをしながら、後輩達にエールを送ります!
「みんな最後まで諦めないで頑張ろう!!」
コンクールの前日には事前合宿も行われ、本番同様のタイムトライアルを行い、出来上がった作品をみんなで見たり、本番へ向けてのアドバイスや、部分縫いの勉強会も行いました。
合宿ではタイムを切る事が出来なかった研修生も少なからずおり、本番に向けての調整を頑張って行っていました。
当日は開会式から。選手たちの緊張が伝わってきます。
そして緊張の中スタートしました!
午前は競技3時間。少しでも速く!そしてきれいに縫いあげるためにどの選手も集中して針うち、運針、こてがけ、とひたすら手を動かしていきます。
袷着物と長襦伴のどちらの選手も袖作りから入る選手が殆どです。
袷着物部門には2人、長襦袢部門には1人のタイムキーパーが付いており、全員今年の技能五輪全国大会の受賞者というとても貴重な機会です。タイムキーパーさんに追いつく勢いで挑んで欲しいと思います!
あっと言う間に午前中3時間が過ぎ、午後からは残りの2時間と延長時間60分。
着物は中とじ、長襦袢は衿付けや裾くけに入っていきます。
そして規定の5時間以内に、選手の三分の二くらいが仕立てあがりました!
延長時間に入った選手も延長30分以内に完成し、全ての選手が無事に仕立てあげる事ができました!!
コンクールのあとは交流会。タイムキーパーさんの仕上がりを見せてもらったり、仕立てのコツを教えてもらいました(^-^)
その傍らでは先生達によりどんどん採点が行なわれていきます。
交流会も一段落ついたところで、ドキドキの結果発表です。
そして、クイーン&準クイーン賞・プリンセス&準プリンセス賞に輝いた選手表の彰式が行われました。
今年はクイーンに四日市支部の選手が、準クイーン、プリンセス、準プリンセスに名古屋支部の選手が選ばれました!!おめでとうございます!!
参加選手全員時間内に完成させることができて、合宿とコンクールの期間だけでも大きな成長を感じました。これまでの練習に加え、合宿と本番をやりきって、無事完成できたこと。大きな自信を持ってください!!! 1年生は今回が初めてのコンクール、初めての支部訪問で慣れない環境でのコンクールでした。良い成果を出せた選手も、上手くいかなかった選手も、この経験は自分の成長に必ずつながっていきます。2年生・3年生の先輩も同様にこの経験が更に成長する切っ掛けに成るはずです。選手の皆さん、頑張った自分を褒め、さらなる上達を目指して今後の研修に励んでください! みなさま、本当におつかれさまでした!!!
↓頑張った全員に拍手です(*´꒳`*ノノ゙パチパチ