6月に入り雨が多くなったり、かと思えば晴れの日が続いたりしましたが、最近はようやく梅雨らしい、はっきりしないお天気の日が続いていますね。そして行動するごとの手洗いや消毒、混雑したところはなるべく避けて、テイクアウトの食事やスイーツを自宅で楽しむなど新しい生活様式もすっかりと身についてきました。先日まで発令されていた緊急事態宣言期間中、名古屋支部は隔日の研修で密にならないように対策をしていました。そんななか今年も全国和裁技能コンクールに挑戦しました!!
全国和裁技能コンクールとは、和服の縫製技術を競い合う全国レベルの大会です。
長着(着物)の部と長襦袢の部があり、それぞれ途中まで縫製し準備したものを、当日完成させます。
長着(着物)の部・・・経験年数や年齢を問わず、国家検定・東京商工会議所和裁検定ともに2級程度の技術を有している人が対象で、競技時間5時間30分で左袖作り、左右袖付け、表の衿付け、掛衿付け、仕上げまでを行います。
長襦袢の部・・・和裁経験3年未満の人が対象。競技時間3時間で左袖作り、左右袖付、衿付け、仕上げまでを行います。
例年、各支部から選抜されたメンバーが名古屋支部に集まり事前合宿を行っていましたが、今年度は緊急事態宣言の延長に伴い、残念ながら合宿は中止、コンクール本番を各支部にて開催し、作品を送って審査していただきました。
3年生の夢ちゃんも長着の部に初挑戦です。
夢子「日頃の研修の成果を発揮できるようがんばるぞ!!」
普段から研修している支部とはいえ、スタートまで緊張です。
9時になりました。「始めて下さい!」
それぞれの支部でスタート!
午前中3時間。集中して手をすすめていきます。
夢ちゃんも袖から縫っていきます!「き、緊張で針に糸がとおらない・・・!こてもなんだかうまくかけられない・・・!集中しなければ!」
*四日市支部*
いつも袖口留めの下がうまくいかずポッコリ出てしまうのですが、準備では上手くできました!
少しだけコツが掴めたような掴めてないような・・・(*_*)本番も同じ仕上がりを目指します!!
名古屋支部もみんな真剣です。あっという間に午前の3時間が近づき、長襦袢の部は作業時間終了です。
仙台支部からは長襦袢の部に1人参加しました。直前の練習では思うように出来ず時間をオーバーしてしまいましたが、本番は時間内に完成することが出来ました!
1人でのコンクールは気持ちをのせることが難しかったですが何とか今できる精一杯の力を出せました!
*盛岡支部*
全国コンクール長襦袢の部に出場が決まってから本番に向けてたくさん練習をしました。
部分縫いを使って留めの練習をしたり、苦手な所を練習しました。
生地の置き方や仕上げ、作業の順番など、コンペをするごとに話し合い、本番に向けて内容も詰めていきました。
残念ながら合宿が中止になり、本番を支部でやることとなりましたが、いつも通り集中して本番に臨むことが出来ました!
「緊張したけど楽しかった!」と言っていました(^^)頑張りました!
*金沢支部*
本番当日、2人とも前半は良いペースで進めることが出来ました。後半は、それぞれに時間がかかってしまったところがあり焦りましたが、最後まで集中する事が出来ました。
お昼休憩をはさみスタートした午後。長着の部もまもなく作業時間が終了です。
選手全員無事に完成しました!!!!
夢子「ぎりぎりなんとか完成してたたむことができた!最後がぎりぎりすぎてすごく焦った・・・・(>_<)」
選手のみなさん、本当におつかれさまでした!!!!
結果は・・・
長着の部
銀賞 厚生労働大臣賞受賞!
同じく銀賞 経済産業大臣賞受賞!
その他3名受賞できました!
長襦袢の部
銀賞 東京商工会議所会頭賞受賞!
銅賞 中央職業能力開発協会会長賞受賞!
その他2名入賞できました!
受賞された皆さん、おめでとうございます!!!!
来年こそは優勝目指して頑張りましょう!!!
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