日本に最大級の寒波が来ているとさんざん脅かされた12月17日から20日の4日間の日程で、Tokyo技能五輪・アビリンピック2021(第59回技能五輪全国大会/第41回全国アビリンピック)が行われました!
おかげさまで東京は晴天で寒波はあまり影響なかったです。
技能五輪は原則23歳以下の青年技能者が約40の職種で技能レベルの日本一を競い合いあう大会、アビリンピックは15歳以上の障害者が日頃培った技能を競う競技大会で、職業能力の向上、障害者理解と認識、雇用の促進を図るために開催されています。
(画像は公式HPより)
今年は感染症対策を施し、東京ビッグサイトをメイン会場に東京都内14か所で大々的に開かれたのです。
開会式と閉会式はオンライン形式でしたので、競技当日、葵先生はゆりかもめに揺られビッグサイトへ
「ああ~あの独特な形が東京ビッグサイトですね?」
今回は事前登録した選手と大会関係者しかいないので、会場はちょっと空いた感じです。
でも緊張するのは観客さんがいなくても同じですよね。
Tokyo2021のマスコット「わざねこ」ちゃんは、すべての競技の恰好でそれぞれの種目を説明してくれます。
初日は9時から12時、昼食をはさんで12時45分から15時45分の6時間の競技でした。
たっぷりあるようで限られている時間。早く美しい仕立てや所作もとても大切です。
東亜の各支部ではPCやスマホからネット配信で選手たちを応援します。
「うわー、手に汗握るね~!がんばれ~!」
和裁の会場内にはお隣に理容、美容、洋裁、ホテルサービス、そのほかフラワーアレンジメントなど、静かな競技が集まっていました。
別館では「ものづくり・匠の技の祭典」が開催されており、匠の様々な技に触れる機会も用意されていましたよ。
なんとお茶室が再現されていたり!
伝えていきたい日本の技、たくさんあるのだとしみじみ感じさせていただける空間でした。
二日目は3時間の競技で完成です。
普通に和裁をするだけでも、大変集中力を使う作業ですが、普段と違う状況下で、たくさんの人に見つめられながら着物をお仕立てするなんて、本当に大きな拍手を送りたいです。
結果は翌日ネットで発表されました。和裁は32番目。つぎつぎと発表される別競技の受賞者さんたちのお名前を聞くたびに心臓の鼓動が激しくなります。
東亜からは愛知県からの代表と、新潟県代表の選手計4名が受賞しました!!
喜び称えあう感動のシーンはありませんでしたが、一生懸命やった仲間の顔がきっとみんなの頭をよぎったと思います。
今年の大会が年齢制限で最後になる選手、初出場で初入賞した選手、今回は受賞は逃したけどきっとまた挑戦しようと思ってくれた選手…
みんなが自分を信じて頑張ってくれました。
本当なら全員に賞をあげたいくらいです。
こんな大変な状況になってしまった世界で、変わらない信念と伝統の技を発揮してくれて、ありがとうございました!
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