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執筆者の写真東亜和裁

半衿つけブログ第2弾 ☆【本格的】半衿のつけ方~バチ衿の時~☆

更新日:2023年6月1日

皆さまお久しぶりです(^○^)葵です!!

今日は「バチ衿の半衿つけ」についてお伝えしていきます!


6月に公開したブログでは、【簡単 半衿つけ】について書きましたが、今回のブログでは、私たちのような東亜の和裁技能士さんの本格的な半衿つけのやり方を紹介します!!

長襦袢の衿は大きく分けて「バチ衿」と「広衿」の2種類です。バチ衿とは、衿山のところの衿巾は狭く、衿先に向かって衿巾が徐々に広がっている衿のことをいいます。

広衿は巾が広いので、着用の時に衿巾を折りますが、バチ衿はその必要がありません(*^_^*)


今回付けたい半衿はこれです!裏と表で違う柄が楽しめるし、合わせる着物や、その日の気分で付け替えることも出来ますよ!

R2.5.22 半衿つけ (6).JPG

まずはコテで縦方向に半衿を折っていきます。ここの部分は着用した時に目立つ部分になってくるので、出来るだけ綺麗にまっすぐ折りましょう(*^_^*)

R2.5.22 半衿つけ (22).JPG

それでは半衿を付けていきましょう!!

R2.5.22 半衿つけ (18).JPG

衿の端を先ほどの折りすじに合わせておきます。その時に身頃の中心の位置と、半衿の中心の位置を合わせましょう。半衿は左右対称に付けるのです(●^o^●)

R2.5.22 半衿つけ (11).JPG

待ち針を打っていきます。写真の位置で針を打ち、先ほどの折りすじが衿の端からずれてしまわないようにする工夫です(*^_^*)

R2.5.22 半衿つけ (5).JPG

ブヨブヨとしたゆるみがないように、ちょうど良いつりあいで針を打っていきます!

R2.5.22 半衿つけ (8).JPG

針打ちができました!それでは縫ってとめていきましょうヽ(^o^)丿

R2.5.22 半衿つけ (17).JPG

糸が通るところを図にしました。

半衿の縫い始めはすくい留めなどでしっかり留めます。地衿の中を5分(約1.8cm)ぐらい進み(水色の線)、半衿の生地を少しすくって糸でとめていきます(黄色の点)。「地衿の中を5分ぐらい通る、半衿側に小さい針目を出す」を繰り返していきます。「針目が大きくなりすぎないように」や「半衿の端から地衿が見えないように」など、細かい所まで注意します。

R2.5.22 半衿つけ (2) 編集後.jpg

裏側も留めていきますよ~~

同じように衿に半衿をしっかりと沿わせます。

R2.5.22 半衿つけ (15) 編集後.jpg

針打ちができました!裏側の衿は内回りになるので、着用した時に半衿にシワがよらないように、半衿を貼り気味にして待ち針を打ちます!

R2.5.22 半衿つけ (12).JPG

半衿がつきました!最初に折った折りすじも衿の端にしっかりと沿っていて、綺麗です♡小さな点を出しながら縫っていくので、縫い目もほとんど目立ちません(^o^)

R2.5.22 半衿つけ (21).JPG

着用した写真がこちら!黒のシックな着物と紫・黒の千鳥格子が良く合いますね!!

R2.5.22 半衿つけ(23).JPG

裏側の黄色も、このコーディネートの刺し色となってくれてとてもおしゃれです!!

R2.5.22 半衿つけ(25).JPG

半衿を付け替えるだけでも全体の印象が変わり、おしゃれのはばも広がります。ぜひ楽しんでみてください(●^o^●)


いろんな半衿のつけ方のブログシリーズ 

第二弾 ☆【本格的】半衿のつけ方~バチ衿の時~☆(このブログ)


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