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執筆者の写真東亜和裁

一色高校『袴製作授業』

更新日:2023年3月25日

11/9と11/16の二日間にわたり、愛知県西尾市にある一色高校さんで袴製作の授業を行わせて頂きました!


今回の授業で袴製作をされたのは生活デザイン科2年生の皆さんでした。


内容は、一日目(4時間)、二日目(4時間)の計8時間で女の子は女袴(あんどん)を男の子は男袴(馬乗り)を仕立てると言うものです。

また今回は嬉しい事に、東亜和裁で行っている袴製作体験会(秋の体験会)に参加してくれた経験のある3年生の先輩がお手伝いに駆けてくれましたよ☆


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授業ではまず最初に、袴に見立てた用紙を使って袴のヒダの折り方や、前と後ろではヒダの数が違う事、男袴と女袴との違いなどを説明させていただきました。


袴の形が分かったところで早速製作開始です!

先ずは前布と後布の裾となる箇所を三つ折りにして裾を作っていきます。


裾が出来た次はヒダ折りの作業です。袴のひだ折りのポイントは、 

   

①山折りのヒダを折る時は、表から直接アイロンを当ててしまうと布にテカリが出てしまう場合がある為、当て布をしてアイロンをかけるようにする。


②谷折りのヒダを折る時は裾をきれいに置いて山折りのヒダが真っ直ぐになっていること。 


です。ヒダ折り前の布は広げると中々の大きさが有るので、机での作業は少し大変そうでしたが、みんな限られたスペースで上手にヒダ折りをされていました。       

作っている時に「和裁が楽しいです」と言ってくれた生徒さんがいらっしゃって大変嬉しかったです(=^▽^=)  


 

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【2回目講習会】

一回目の講習では全員が前後のヒダ折りを完成させたところで終了となったので、二回目の講習は相引き前後の布を合わせて裾から脇の開き止まりまで)を縫うところから始まりました。




相引きが出来たら次は笹ひだを作ります。袴を着用している時はあまり気づきませんが、実は笹ひだは少しカーブが付いていています。前後の形を合わせる為に今回は型紙を使って折り目付けをしていきました。



最後に縫い目が表裏から見えない様に本ぐけ(コの字縫いの様な縫い方)で笹ひだを閉じていきます。この時、笹ひだは表より裏がひかわって出来上がっているように説明をさせて頂きました。

布に厚みが有るため、前後左右を合わせて4か所の本ぐけは大変な作業でしたが、無事に笹べりを作り終えて全員ひも付けまで進める事ができましたよ!◝(⑅•ᴗ•⑅)◜       

残念ながら全員が一本目の紐を付け終えた当たりでタイムオーバーに...。


残りは別の日に作業をして袴を完成させて頂く事になり8時間の授業を終えました。



高校で袴講習会をする事は東亜和裁にとっても初めての試みだったので、この度の一色高校さんで授業を行わせて頂いた事はとても良い経験になりました。


袴製作を通して、皆がもっと和裁や和装文化に興味を持って頂くれる切っ掛けに成れればともて嬉しいです。また袴講習の機会があった際には今回の講習で見えてきた改善点に考慮して挑みたいと思います! 今回、講習の機会を下さった一色高校さん、ありがとうございました!!                 

    

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