11月22日から11月25日の4日間にかけて、第62回 技能五輪全国大会・第44回全国アビリンピックがが開催されました!
今年は愛知県常滑市にある愛知国際展示場(Aichi Sky Expo)をメイン会場に40余りの職種の選手たちが"技能の日本一 "を目指して技を競いました。
東亜和裁からも5名の選手が大会に出場し、研鑽に励んできた力の全てを出し切ってきました!!
技能五輪全国大会・全国アビリンピックとは?
国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能レベルの日本一を競う技能競技大会です。技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性や必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として実施する大会です。
出場選手は、各都道府県職業能力開発協会等を通じて原則23才以下から選抜されます。(和裁は24才以下です。)
アビリンピックは、障害のある方々が日ごろ職場などで培った技能を競う大会です。障害のある方々の職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障害のある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図ることを目的として開催されている大会です。
(※中央職業能力協会HPより引用)
5年振りに例年通りに開催された開会式は高校生のハンドベル演奏から始まり、長い競技に身を費やす選手達への激励のこもった熱いステージの数々でした。
競技期間会場内には愛知商業高校・書道部の生徒さんがステージで製作された作品が飾られ選手達も力を貰った事と思います!
その他に今回の大会で使用されるメダルの展示などもありました!
このメダルは漢字の「手」を由来として、入賞者の更なる成長を願ってデザインされたそうです。素敵ですね!!
【大会一日目】
そして遂に大会の日を迎え、選手達の緊張が伝わってくる中、競技開始の号令が掛かり競技が始まりました!!
晴ちゃん「和裁競技は二日間の日程で行われ、一日目6時間・二日目3時間の合計9時間で
袷着物を仕立て上げるよ~!」
東亜の選手達も緊張は勿論あったと思いますが皆順調な滑り出しに一安心でした。
大会初日の土曜日は支部は休日だった為、名古屋支部の先生や研修生達も応援に駆けつけてくれ選手達に熱いエールを(心の中で)送っていました!!
お昼休みを挟み午後の競技も半分の時間が過ぎる頃になると、選手の殆どが表身頃と裏身頃を縫い合わせる『裾合せ』が終わり、つり合いを確認する選手が出始めるとブースの周りには更に人が集まり興味深そうにされていました。
そしてどの選手も大きな問題無く一日目の競技は終了しました。
また、23日・24日の二日間は各競技ブースに専門家ガイドさんによって競技内容やその職種についてのガイドが行われていました。
和裁ブースにも気づくと人でいっぱいに…!? (⊙⊙)ガイドさんの素早い運針に皆さん見入っていました✨
【大会二日目】
競技もいよいよ大詰めとなり、残り3時間悔いの無い仕立てを目指して頑張って欲しい気持ちでいっぱいでした。
競技終了の秒読みが始まる中まだ仕上げ作業をしている選手もおりハラハラして見守っていましたが、全員無事に時間内に作品を畳み切る事が出来ました!!
皆さん二日間、本当にお疲れ様でした!!
【閉会式・表彰】
翌日、11月25日には閉会式と結果発表が行われました。
他の競技の選手達が次々受賞されていく中、いよいよ和裁競技の結果発表の時が…!? そして結果はなんと、金賞1名・銀賞1名・銅賞1名・敢闘賞1名の計4名の東亜の選手が受賞いたしました!!!!
日々の努力が花開いた瞬間の感動はひとしおだったことでしょう。表彰台に堂々と立つ姿はとてもカッコいいですね!!今回残念ながら入賞を逃してしまった選手達も本当に良く頑張ってくれました。普段とは違った環境の中で時間内にお着物一着を仕立てるのは、とても強い精神力が無ければ出来ない事です。全ては日々の努力があったからこそなのだと、選手全員に誇って頂きたいと思います。みんな素晴らしい感動をありがとうございまた!!!!
次回は第63回技能五輪全国大会です。来年度も愛知県での開催が予定されています!!
初めて挑戦する選手も、再挑戦する選手も含めてどんな大会になるのか今からワクワクしています(*≧▽≦)
選手全員に金メダルをあげたい気持ちでいっぱいです。みんな本当にお疲れ様でした!!
皆様応援ありがとうございました!!