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執筆者の写真東亜和裁

1年生研修2023『浴衣制作』


東亜では最初に浴衣を仕立てながら着物の基本的な作り方を覚えていきます。


殆どの1年生が反物を触るのも初めてという所からのスタートです。検反・検尺という初めての作業も拙いながらも慎重に反物を確認し、傷や汚れが見付かった時は糸で印をつけていきます。


 ※検尺→反物の長さを測り、仕立てたい用尺が取れるか確認すること

 ※検反→反物に汚れや傷が無いか確認すること



検反が出来たら地直しをして柄合わせと裁ちの作業をしていきます。

反物をコロコロ転がしてポイントに柄が出るように、傷や汚れがある個所は隠せる位置になるように布を置きます。素敵な柄合わせになるように、時には柄の前後や左右を置き換えてみたりして、納得がゆくまでコロコロ、コロコロ……。

慣れるまでは柄の前後左右が混乱して分からなく成ってしまう事も有ります…( ˆ꒳ˆ; )


柄合わせが出来たらいよいよハサミで反物を裁ちます。寸法は間違えていないか、必要なパーツがちゃんと取れているかしっかり確認をして、いざ…!!


全てのパーツを無事に切り終えたら次はお袖を作っていきます。左右の袖を作り間違えないように糸印をしっかりと確認して、袖口・丸み・袖巾の印付けをします。

今は作り方を覚えるのに必死な1年生達ですが、しばらくすると「この袖丸みは可愛い」「この袖丸みは可愛くない」といった会話が聞こえてくるようになります(笑)


コーマ生地の浴衣の身頃は、縦縫いをミシンで一気に縫い上げて、脇・衽・裾をくけていきます。どの部分も距離が長いけど皆頑張れ~!!!


を付けたら完成~っ✨お疲れ様でした!


初めての浴衣制作はどうだったのでしょうか?1年生から感想を頂きました!


【1年生感想】

・柄合わせが難しくて大変だけど、完成して形になると嬉しいです。

・今は柄合わせのコツをつかみ、印の付け方、作り方を早く覚えて

たくさん縫いたいです!


やはり、皆さん柄合わせに一番苦労したようですね。練習を重ねれば柄合わせも早く出来るようになっていくので、これから沢山お仕立てしていきましょう!


 

次はどんな柄の浴衣をお仕立てするのか楽しみです♪


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